シータ・ぴっころ・ドラミのよこざわけい子が、声優・ナレーターになりたいあなたへ語ります 新学期の始まりに伝えたいこと② - ラピュタ―その夢の先へ

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新学期の始まりに伝えたいこと②

新学期の第一週目に2年生に伝えたことの中から、「オーディション」の話をしましょう。

 

プロダクションへ入るためのオーディションは、「オーディションの当日」1日で決めるのではなく、1年がかりで審査が行われます。

毎週通常の授業を終えた後、時間を延長して「ナレーションのテスト」が行われ、オーディション時の参考資料になります。

「秋の合宿のプレオーディション」や「卒業公演の本番」でも審査され、

それらを踏まえたうえで、オーディション当日の点数を7~8名の審査員がつけ、その合計点で合否が決まります。

今年のオーディションはとてもレベルが高く、合格ラインの点数を引き上げざるをえませんでした。

トップで合格した人は、当スクールで2年間の勉強をしたあと、預かり所属としてもう1年勉強していた人ですが、アトリエ公演でも素晴らしい表現をし、オーディション当日の自由課題では審査員たちを泣かせました。

その人は、ジュニア所属を飛び越えて、準所属としてトップ合格。

今回は、その人のように預かり所属から準所属へ合格した人たちが多かったです。

逆に昨年ジュニア所属として合格した人たちで、点数がおよばず、準所属へ昇格できなかった人たちが多かったのは残念です。

 

以上、今年のオーディションの詳しい情報をお話ししましたが、

みなさんにとって、プロダクションへの合格は当面の目標でしょうが、それよりも大切な本当の目標は「売れるプロ」になることです。

売れるプロになったら、一流のプロ、一流のプロになったら日本一のプロ・・・と目標を高く持たないと、ビッグにはなれません。

夢を手に入れるというのは大変なこと。

資格ではありませんから誰でも手に入れられるというものではありません。

だから、「夢」なのです。

この夢は、

①夢を手に入れたいと思い続ける強い欲

②そのための努力をし続けられること

この二つがなければ手に入りません。

でも、手に入れたならば、素晴らしい生きがいと仕事の充実感、そして生活が手に入るのです。

「教え子の人たちみんなが夢をゲットしてほしい」と思いながら、私は「理想のプロダクションにしたい」という「私の夢」のために頑張っています。

 

さて、1年後はどんなオーディションの結果を報告できるでしょう。

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