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仙台に行ってきました!

金曜日土曜日と一泊で仙台に行ってきました。

東北六県を対象に行われた「中学生の声優・漫画イラスト・ボーカルグランプリ」の表彰式に

ゲストとして招かれたのです。

私は表彰式だけの参加なので、実際に皆さんがどのような表現をしたのかは分かりませんが、

応募数もいつもよりとても多かったということで、中学生のうちから意識が高いなあと驚くと同時に、

東北の子供たちの元気さを感じました。

 

仙台の街は、震災があったことなどみじんも感じさせない賑わいでしたが、よくよく聞いてみると、

立ち入り禁止の建物があったり、取り壊しが決まっているビルがあったり、もうさら地になっていたり、

やはり色々と震災の傷跡が残っているようです。

そこに暮らすみなさんも明るく元気で、やはり一見、震災の影響はないように見えましたが、

お話を聞くと、とても大変だったことがよく分かりました。

震災後の数日間は情報がまるで分からなかったり、食べ物をもらうために一日中並んでいたり、

避難場所は入ることができないほど、人があふれていたり。

そういえば、新潟大地震のときもそうでした。

当時私は小学校6年生でしたが、毎日給水車に水を貰いに行っていました。

それが1ヶ月間も続いていたと思います。

今回聞いた地震の話の中でとてもショックだったのは、

知り合いの幼稚園の子供たちが9名亡くなり、

園長先生は不眠不休で父兄に毎日お詫びにまわっているとか・・・。

その話をしてくださった地元の俳優の方が、

「慰める言葉も出ないんですよ。

出せないんですよ。

自分たちは言葉を届ける仕事なのに・・・。

言葉で慰めることができないんですよ。

・・・無言という言葉で・・・慰めることしかできないんです・・・」

その言葉がとても重く心に響きました。

テレビなどで分かっているつもりでしたが、実際にお話を聞くと胸がとても痛くなりました。

仙台の街でもこうなのですから、津波などにあわれた地域や放射能汚染で困窮している区域など

どんな悲惨な状況なのか・・・。

でも、お話をしてくださった方々が、

「1000年に一度の震災に私たちはあってしまった。

そのことに意味があると思い、この経験を忘れずに、今後の生き方に活かしていきたい!」

歴史的な大変な震災に遭っても、その中に意義や意味を見つけ、前向きに生きよう

という真摯な思いが深く深く私の中に入ってきました。

 

一泊の短い出張でしたが、東京にいては分からないことを沢山知り、

東京にいては考えないことを沢山考え、

とても切なく、また、とても有意義でした。

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