入所オーディションの結果！

昨日、一昨日と、当養成所のゆーりんプロ入所オーディションが行われました。

２分間の自由課題と初見原稿で審査されます。

初見原稿ですが、秋のプレオーディションで行われた題材「蜘蛛の糸」から出題されました。

プレオーディションの時に、指定された抜粋部分だけではなく、作品全体を深めていた人は

きっと良い表現に繋がったと思います。

全体の出来としては・・・厳しかったです。

どんなテーマを伝えているのか、

どんな内容を伝えているのか、

その内容をどの気持ちで伝えているのか、

伝えている文章のイメージを持っているのか、

そのイメージをどう思っているのか、

など、授業で何度も何度も教えてきたはずなのに、

それができている人がほとんどいなかったのにはショックでした。

ほとんどの人が、上記の内容を考えずに、文字を読み始めるのです。

感情の入りそうなところだけ表情をつけ、

それも外側のテクニックで表情をつけていました。

授業で教わった通りの表現方法で表現をすれば良いのにと、がっかりしました・・・。

確かにテーマは難しかったのだと思います。

でも、秋のプレオーディションの時に深められたはずです。

テーマは、「お釈迦様の気持ちを伝える」です。

楽しそうに軽く読むものではありません。

そして、この場面をしっかりとイメージしながら、

緊張感を持ちながら読んでいただきたかったです。

ほとんどの人が何も思わず何もイメージをしないまま、文字を読むところから始めていました。

それは不自然なことだと何度も授業で教えたはずです。

２年生から編入の人たちは卒業公演の練習に入るまでの短い期間でしたから、

表現をどうすれば良いのかが浸透しにくかったのかもしれません。

１年生からしっかりと時間をかけて学んできた人たちは、

このことが身体に浸透していたのか、良い表現の人が多いとの審査員の評価でした。

審査員は、読みの外側のテクニックを審査しているのではないのです。

イメージや五感、そして気持ちを動かしながら表現ができているのかの、

内側を審査しているのです。

外側のテクニックで審査しているのは、発音発声です。

それは、日頃の訓練あるのみです。

ということで、例年になく厳しいオーディション結果となりました。

例年は、総合得点の８０パーセント以上の得点の人を準所属、

７０パーセント以上の人をジュニア所属、

６０パーセント以上の人を預かり所属、

としています。

今年は８０パーセント以上の点数の準所属が１名のみ、

７０パーセント以上が数名のみという厳しい結果となりました。

それですので、ジュニア所属・預かり所属の基準値を、

今年は特別に、５パーセントずつ下げさせていただきました。

それでもジュニア所属の人数はかなり少ないです。

全体の点数は低かったですが、ぎりぎりのあたりに大勢がひしめき合っている状態です。

本当に０．５点違うだけでランクの当落が決まってしまい、

審査員たちもその現実に心を痛めていますが、

点数で判断することが一番公平で公正ですので、

審査員たちも公正な審査結果が出るように、とても一生懸命に審査しましたので、

ご理解ください<m(__)m>

絶対にジュニア以上かと思っていた人たちが、 惜しくも預かり所属になったりで、

波乱のオーディションで、私も驚いています。

どうか良い結果だった人も残念な結果だった人も、

この結果を、ビッグになるためのプラスのこととして受け止め、

是非、頑張っていただきたいと思います！

これからの姿勢で、逆転は簡単にできるし、簡単に逆転もされてしまうのです！

期待しています！☆彡

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